早く/安全にがテーマ

埋伏歯でも数十分で終了




当院では「睡眠無痛治療(静脈内鎮静法)」をご提供しています(保険外)。この治療法は、鎮静剤を点滴でゆっくりと投与することで、意識はあるものの、まるで眠っているかのようなリラックスした状態で治療を受けられるのが特長です。

親知らずを抜くかどうかの判断は「生え方」が大きなポイントになります。基本的に、斜めに生えていたり、正しく噛み合っていない親知らずは、周囲の歯に悪影響を及ぼしたり、歯磨きがしにくくなることで虫歯や炎症の原因になりやすいため、抜歯をお勧めしています。
一方で「まっすぐ生えていて噛み合わせにも問題がない場合」や、「完全に骨の中に埋まっていて症状が出ていない場合」などは、必ずしも抜く必要はありません。親知らずの抜歯には一定のリスクも伴うため、当院では無理に処置を勧めることはありません。
「親知らずを抜きたくない」
「残しておいた方がいいのか迷っている」
といったお悩みをお持ちの方は、まずは一度ご相談ください。
患者さんの意思を尊重しつつ、専門的な視点から最適なアドバイスをさせていただきます。また、すでに他院で抜歯を勧められた方に対しては、中立的な立場でセカンドオピニオンのご相談も承っております。
抜歯にともなう痛みや腫れといったデメリットは、多くの場合、術後1週間ほどで落ち着いていきます。長い目で見れば、親知らずをそのまま放置することで生じるリスクの方が大きくなるケースも少なくありません。とはいえ、すべての親知らずが抜歯の対象になるわけではなく、状態によっては抜かずに経過を見守る選択肢もあります。そのためにも、まずは歯科医師と十分に相談し、ご自身の状況に合わせて慎重に判断していくことが大切です。


親知らずは、生え方によって、比較的簡単に処置できるケースもあれば、神経や血管に近接しているために高度な技術を要する難症例もあります。特にリスクの高い症例では、治療前に精密な診断が欠かせません。当院では、こうした状況に対応するために「CT装置」を使用し、顎の骨や神経の位置、歯の埋まり具合などを立体的に把握しています。
CTは、コンピューターによる画像処理で構造を三次元的に可視化できる装置です。血管や神経の走行、親知らずの正確な位置関係を確認できるため、必要最小限の切開で安全に処置を行うことが可能です。

ピエゾサージェリーは、超音波の振動を利用して骨などの硬い組織を切削する先進的な技術です。柔らかい組織には反応しないため、神経や血管などの重要な部分を傷つけるリスクを抑えながら、安全に外科処置を行うことができます。この技術を用いることで、処置後の痛みや腫れが軽減され、身体への負担も少なくなります。
さらに、手術の精度が向上することで、治療の成功率も高まり、より安心して治療を受けていただけます。

当院では、「CGF(Concentrated Growth Factors)」と呼ばれる世界最先端の骨再生療法を導入しています。あまり耳馴染みのない言葉かもしれませんが、CGFとはご自身の血液から抽出した“成長因子”を活用する再生医療のひとつで、自己由来の成分を使用するため、安全性の高い治療法です。
この治療法はスペインで開発され、もともとは形成外科や皮膚科、アンチエイジング医療の分野で注目を集めてきました。皮膚や腱などの再生を促す効果があり、近年では歯科領域にも応用されるようになっています。従来から使われていた「PRP(多血小板血漿)」療法と比べ、CGFは骨の再生スピードが約2倍とされており、再生される骨の質も高いことが確認されています。

テルプラグは、抜歯後の傷口を保護するために使用される医療用コラーゲンスポンジです。出血や組織液の漏れを防ぎながら、傷口をしっかりと覆うことで、術後の出血や腫れを軽減する効果があります。さらに、テルプラグに含まれるコラーゲンは骨の再生を促す働きがあり、抜歯部位の治癒をサポートします。
また、歯ぐきに凹凸ができるのを防ぎ、なめらかで自然な歯肉の形に整える効果も期待できます。

麻酔には大きく分けて「浸潤麻酔」と「伝達麻酔」の2種類があります。一般的な虫歯治療では、歯ぐきの周囲だけを麻痺させる「浸潤麻酔」がよく使用されます。しかし、下顎の親知らずのように神経が多く集まる部位では、浸潤麻酔では効果が不十分なことがあります。そのような場合に用いるのが「伝達麻酔」です。
これは、痛みを脳に伝える神経自体をブロックする方法で、広範囲かつ長時間にわたる麻酔効果を得ることができます。伝達麻酔を使えば、治療中に痛みを感じることはほとんどありません。

妊娠中は虫歯や歯周病になりやすい時期であることをご存知でしょうか?
その主な原因は、ホルモンバランスの変化によるものと考えられています。特に親知らずの周囲の歯ぐきが腫れて痛み出すケースも少なくありません。しかし、妊娠中に親知らずを抜歯するのは簡単なことではありません。胎児への影響を考慮しなければならないため、レントゲン撮影や麻酔、内服薬の使用などに制限が生じる場合があるからです。こうしたリスクを避けるためにも、妊娠が判明する前に親知らずを適切に処置しておくことをお勧めします。
ケースによって異なります。ただし、片側に痛みや腫れが出ている場合、もう一方の親知らずにも同様の問題が起きている可能性が高いといえます。レントゲンなどで状態を確認しながら、歯科医師と十分に相談のうえ、慎重に判断していきましょう。
当院では、豊富な経験と実績に基づき、多くの親知らずの症例に対応しており、ほとんどのケースで抜歯が可能です。ただし、糖尿病や心疾患などの全身疾患がある方、または神経や血管へのリスクが高い難症例の場合には、安全性を最優先に考え、大学病院などの専門機関をご紹介させていただくことがあります。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。