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インプラント治療について、お答えします。

インプラント治療Q&A

そもそもインプラントとは何ですか?

インプラントとは、何かを「埋める」ことを意味する言葉で、医学の世界では整形外科の人工関節などを骨に埋め込む治療で多くの実績があります。歯科の分野では、何らかの理由で歯を喪失した部位のあごの骨の中に人工的な歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療方法をいいます。

歴史的にみると、人間は失った自分の体の一部を何かで補うことを考え続けてきました。古い時代から、貝殻や動物の歯、骨などを「インプラント」して歯の代わりをつくっていたという事実が報告されています。

インプラント治療は、どのように行われますか?

当クリニックでの基本的なインプラント治療の流れをまとめました。

STEP1 診査・診断(口腔内・全身的)

その方の骨の状態を審査し、インプラント治療の可否を調べます。診査の結果、可能であったとしても、術前にはCT撮影を行い、より正確な骨の状態を診断します。 ※全身的疾患(糖尿病、心疾患)の重度の方は施術できないこともあります。その際は、かかりつけの内科の先生とも連絡をとり、手術の可否を決めていきます。

STEP2 設計

レントゲン撮影、CT撮影、口腔内の模型採得による診査・診断に基づいて、インプラントの埋入位置と本数を決定します。残存している歯がある場合には、インプラントと天然歯との調和も考えた治療計画を立てます。また、咬み合わせにズレがある場合は、健全な咬み合わせに戻すためにインプラントを含めた総括的な治療を行う必要があります。一人ひとりに合った最善の方法を考え、治療期間や費用を含めた治療計画をご提案し、合意を得てから治療の開始となります。

STEP3 手術

しっかりと麻酔を施し、専用の手術室であごの骨にインプラントを埋入します。手術は抜歯と同じ局所麻酔で行います。全身疾患のある方で、特に必要と認められた方の場合は、当クリニックがご紹介する麻酔科の先生に立ち会ってもらうことも可能です。 麻酔をしてからお口の中を消毒するまでの術前の準備に、約30分かかります。インプラント埋入にかかる時間は本数によっても変わりますが、1本で10分程度が目安です。術後の痛みは抜歯程度で、ほとんど腫れることもありません。手術当日から、激しい運動以外の日常生活が可能です。食事も当日から摂っていただけます。ただし、水泳はプール内に雑菌が多いため、抜糸まで控えていただくことになります。

STEP4 インプラント上部歯の作製

通常、術後約3ヶ月で歯型を採ります。その後、インプラントの上に人工歯を作製し、セットします。天然歯と同じ色調のセラミックスでつくった人工歯は、審美的にも残存している天然歯と非常に調和します。咬み合わせの調整を行い、歯科衛生士によるブラッシング指導を行います。その後は、3ヶ月に一度の割合で歯科衛生士が汚れの付着状態をチェックし、6ヶ月に一度は咬み合わせとレントゲンによる骨の状態のチェックを行います。

治療費はどれくらいですか?

症状や治療の内容により負担費用額は異なります。おおよそ1本あたり35〜60万円前後です。インプラント治療には健康保険が適用されませんが、医療費控除の対象になることもあります

インプラントの利点とは?

インプラント治療には、他の治療方法とは比較できないさまざまなよさがあります。すっきりとした見た目、天然の歯と同じ噛み心地など、インプラントはご自分の歯に代わる「第2の永久歯」として活躍してくれます。以下に、インプラント治療が歯の健康や日常生活にもたらす価値をまとめました。

日常生活でのメリット

1.自分の歯と同じように食べられます
インプラントは入れ歯と違い、骨にしっかりと固定されているため、硬い食べ物でもしっかりと咬むことができます。そのため、食事のおいしさが自然な状態で楽しめます。また、食事のときに食べ物が入れ歯の下に入り込んで痛い、嫌なにおいがするといった悩みもありません。

2.歯を気にせず、人前で笑ったり、話したりすることができます
入れ歯のように他の歯にかけた金属が見えることも、取り外して清掃する必要もありません。さらに、食事中に外れる心配もなく、食事や会話を思い切り楽しむことができます。

歯の健康についてのメリット

1.ほかの歯に負担をかけません
失った歯を補うためには、従来、周囲の歯がその負担を担う方法しかありませんでした。しかし、インプラントは基本的に歯を失った部分のみを治療する方法なので、隣り合う歯を削ったり、過剰な負担をかける必要はありません。

2.歯を失った部分の骨がやせません
歯を失った後、歯の根を支えていた骨は力の伝達がなくなるため、その役割を失い、ある程度の細さになるまで自然に吸収し、やせていきます。ブリッジにした場合にも、義歯の下の骨はやせていきますので、次第に食べ物が詰まる、舌触りが悪くなるなどの症状が出てくる可能性があります。その点、インプラントなら噛む力をしっかりと骨に伝えてくれるため、時間が経っても骨はやせません。

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